写真の持つ力 〜南三陸のストーリー〜

2011年3月、東日本大震災が発生しました。
その時、被災地を写真で伝える役割でボランティアチームに参加し何度も被災地に足を運びました。

しかし、被災地の惨状を目の当たりにすると、写真ではリアルが伝わらない。。。
写真の無力さを感じ、こんな時には人の役に立たない仕事なのかもしれない。。。。
必要とされる仕事なんだろうか? と悩み始めました。

その後も夏祭りの炊き出しなど何度も被災地へいきました。

ある時、別の友人が支援していたボランティアチームから依頼で南三陸へ行った時のことです。

友人がお世話になってる漁師を紹介したいからと、漁師の自宅へ行った時のことです。

漁師の家に一枚のA4サイズの浴衣姿の少年の写真が飾ってありました。

その写真は、震災の年の夏に南三陸の歌津中学校での炊き出しの際に、夏祭りをすることになり
中学生達が全国から浴衣を募って着るというイベントを行った時の物でした。

ボランティアチームで浴衣姿を記念撮影しようと教室をスタジオにし、撮影、プリントをしてプレゼントした
写真が飾ってあったのです。

「この写真は、僕が撮影した物です」と漁師に伝えると

「すべ手の物が津波で流され、孫の写真はこの一枚だけ、この孫の笑顔に生きる勇気と希望をもらってる」
と感謝されました。

この漁師の一言が、写真で生きる勇気を与えることができる、すばらしい存在意義であることに気付かせて
もらうことができました。

現在は、“写真を通して人、物、空間の価値を高め伝えるお手伝い”という理念を創ることが出来ました。

貴方の想いや理想をお伺いし、それを販売や売り上げに繋げるビジュアルブランドをご提案させていただいてます。

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Infectious Disease Physician

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