― 仕事を理解することも、撮影技術のひとつ –
Web制作会社さん経由でいただいた、採用ページ撮影
この撮影は、Web制作会社さん経由でご依頼いただいた、リダクションテクノ様の採用ページ用の撮影です。リダクションテクノ様は産業廃棄物の収集運搬を手がけ、企業さんと提携しながら廃棄物の回収や再利用・資源循環にも力を入れている会社さんです。今回は、主にドライバー採用に向けたビジュアルを撮影しました。以前ご一緒した企業さまからのご紹介でつながったご縁で、リダクションテクノ様とは今回が初めてのお取引です。
採用撮影は、仕事を理解することから始まる
採用ページを見るのは、これからその会社で働こうかと考えている人です。だからこそ、ただ写真を撮るだけではなく、まずは仕事内容を正しく伝えることが欠かせません。一口に「産業廃棄物」と言っても、この会社さんがどんな領域に力を入れているのか――企業さんとの提携や再利用への取り組みなど――をきちんと理解しておくことで、写真で伝えるべきものが見えてきます。
こうした理解の早さは、写真以外のスキルとして大きなポイントになると感じています。私自身、異業種交流会などでさまざまな業種の経営者の方と交流させていただく機会が多く、そこで得てきた事業への解像度が、撮影前の準備を支えてくれています。

社内の対話から、実際の回収現場まで
撮影では、社長さんが話されているシーンや、管理職の方と若手スタッフが打ち合わせをしている場面、実際に働いている風景などを押さえていきました。社長さんと近い距離感でお話しできる環境をつくりながら、会社の雰囲気や理念が伝わるように意識しています。
撮影は社内だけにとどまりません。収集車に同行し、実際の回収現場も3箇所ほど撮らせていただきました。採用ページを見る方に、この会社で働くということのリアルな姿が伝わるようにと考えてのことです。

事前の共有と、当日のヒアリング
今回はWeb制作会社さんが事前に打ち合わせをして内容を共有してくださったので、その情報をもとに準備を進めました。さらに当日も、こちらでヒアリングをしながら環境を整え、撮影に入っていきました。事前の理解と当日の対話、その両方があってはじめて、現場の空気をそのまま写真にできると考えています。

武骨さの中にある、優しさ
仕事柄、現場には武骨な印象の方も多いのですが、カメラを向けると皆さん本当にいい表情を見せてくれました。ふだんウェディング撮影を手がける中で培ってきた、緊張をほぐして自然な表情を引き出すやりとりは、こうした採用撮影の現場でも活きてくる部分です。武骨さの奥にある優しさのようなものを写真に残せたなら、それがそのまま、この会社さんの雰囲気として採用ページを見る方に伝わるはずです。これからも、一つひとつの現場と丁寧に向き合っていきたいと思います。