〜「明るいから撮れる」から「光がわかって撮る」〜
フォトガレージという、定期的な勉強会
フォトガレージは、うちで定期的に開いているカメラマン向けの勉強会です。これまでは写真の「心」と「技術」、その両面をテーマにしてきました。撮影に向かう姿勢や価値観の話もあれば、技術的な話もあります。今回はその技術の側、なかでもライティングの基礎についてお話ししようと思っています。

なぜ「基礎」から伝えるのか
フォトグラファーの中には、自然光でなら撮れるけれど、ストロボを使うと途端に苦手になる、という人が少なくありません。理由はシンプルで、ライティングの基礎がないからです。
スタジオでのライティングは、被写体に合わせて自分で光を動かせます。一方、屋外の自然光では太陽の位置は動かせません。だからこそ、どこに、どの向きで立ってもらうか――その立ち位置の選び方そのものがライティングになります。スタジオで光をきちんとコントロールできるからこそ、屋外でも光を選べるわけです。逆に基礎がないと、ただ明るい状況だから撮れているだけ、という状態になりがちです。
パターンの暗記ではなく、自分で考える力を
実践的なライティングをいくつか覚えてもらうのは簡単です。けれど、それだけでは決まった型を再現できるだけで、ゼロから自分の画をつくることはできません。大事なのは、光を見る目を養うこと。その基礎さえ身についていれば、どんな場面に出会っても、自分なりのライティングで応えられます。撮影テクニックに近道はなく、最後は自分で考えることが何より大切だと考えています。

学びの先にある、成長
こうした基礎を積み重ねていくと、フォトグラファーは確実に変わっていきます。たとえばアンズフォト所属フォトグラファーの佐々木 聖真さんは、うちに来る前から自分で仕事を受けていた人ですが、一緒にやるようになってから表現の幅がぐっと広がりました。今では、一流ホテルの撮影現場でも指名で入るフォトグラファーになっています。フォトグラファーとしてのレイヤーが一段上がった、という感覚です。
指名される機会が増えれば、撮影単価も自然と上がっていきます。学んだことが、そのまま仕事の広がりと収入につながっていく。それがこの勉強会で目指している成長の形です。
ご興味のある方へ
フォトガレージは、うちの仕事に関わってくれているフォトグラファーを中心に、2か月に1回ほどのペースで開いています。自然光は撮れるけれど、もう一歩踏み込んでライティングを身につけたい。そんな方にこそ届けたい場です。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。