ブランドの象徴を、写真で形にする。心を動かす“憧れ”をつくる一枚。
アンズフォトが担当しているのは、オークラ東京の婚礼広告撮影。
この写真を見て、「ここで結婚式を挙げたい」と思ってもらえること。そして、当日を迎えた花嫁が「この広告のように撮ってほしい」と願ってくれること。それが、私たちにとって何よりの喜びであり、誇りです。
写真は、ただの記録ではありません。企業やプロダクトの「想い」や「世界観」を凝縮し、見る人の心に残る“象徴=シンボル”となる力を持っています。
広告は、たった一枚で憧れをつくるもの。だからこそ、構図・光・表情すべてにおいて妥協せず、空間と人の魅力が引き立ち合う最高のバランスを追い求めています。
撮影の前には、ヒアリングとロケーションリサーチを徹底。ブランドの持つ世界観や顧客層を理解した上で、「この一枚がその世界を代表する」と胸を張って言えるビジュアルを企画します。
アンズフォトは、企業の理念や価値観を“目に見えるシンボル”として届けるパートナーでありたいと思っています。
憧れはこうして生まれる。“象徴写真”をつくるライティングと構成力。
オークラ東京には、「ここで撮りたい」と思わせる場所があります。たとえば、ランタンを手間に入れてのドレス姿。和装で立つ重厚なロビー。


それは、広告写真でありながら“憧れの型”となり、花嫁たちが「これを真似したい」と口にしてくれるほど。私たちはこれを「シンボルショット」と呼んでいます。
構図は、ホテルの意匠を最大限活かす引き画。被写体の立ち位置は光の入り方と背景のバランスを見て調整。ライティングにはストロボを使わず、環境光+定常光(LED)で、空間の空気を壊さない柔らかさを保ちます。ランタンの灯りに馴染むよう、顔には横から薄く補光。ドレスや白無垢がしっとりと浮かび上がるように光をコントロールします。
また、時間を設けて撮影する「安澤自由時間」では、その場のひらめきから生まれる演出も。シンボル性と感性の両立が、アンズフォトらしい撮影スタイルです。この手法は、ライティング講座でも実演・解説しています。
広告が、記憶になる。心に刻まれる“憧れの一枚”。
「この広告写真を見て、オークラに決めました」「当日も、このカットと同じように撮ってください」
花嫁さまから、そんな声をいただくことがあります。広告としての目的を果たすと同時に、未来の顧客の“心のなかの理想”になる一枚。

それは、広告でありながら人生の原風景でもある。私たちが目指しているのは、そんな写真です。
撮影は、段取りで決まる、創造は、ひらめきで生まれる。
オークラ東京の婚礼広告撮影は、二日間にわたって行われます。カット数も多く、館内だけでなく外ロケも含まれるため、効率とクオリティの両立が求められる現場です。特に夏のシーズンは婚礼の稼働が少なく、撮影に適した貴重なタイミング。その限られた時間の中で、最大限の成果を引き出すために、事前のロケハンでテスト撮影を行います。

構図・カメラ位置・モデルの立ち位置・使用レンズまで、一枚一枚に対して「どう撮るか」を撮影前に徹底的にプランニング。その準備があるからこそ、当日は撮影に集中でき、時間を効率よく、かつ確実に進行することができます。
光の設計もまた重要なポイント。館内に差し込む自然光と、定常光(LED)のバランスを確認し、ストロボを使わず、空間の美しさをそのまま活かしたライティングで構成します。そして、全体のカットを撮り終えたあとに訪れるのが、アンズフォト名物「安澤ひらめきカット」の時間。
現場の空気感、その日の天候や光、モデルの動きにインスピレーションを受けて、その場で生まれる“感性カット”を追加撮影します。これはクライアントやチームからも毎回大きな期待を寄せられるパートであり、決して楽ではないハードルの高い撮影。

それでも、誰もが「今回の“ひらめき”は何が出るのか」とワクワクし、現場全体が一体となって盛り上がる、もっとも創造的な時間でもあります。撮影中は常にモニターでの確認を行いながら、即時フィードバックと調整を繰り返し、現場で「もう完成」と言えるレベルまで仕上げていきます。
私たちアンズフォトは、現場完結型で納品レベルの撮影を目指しています。チーム全体で呼吸を合わせ、ブランドの象徴となる一枚を、確実にかたちにしていく。その現場力こそが、私たちの誇りです。
最後に
オークラ東京の婚礼広告は、毎年の撮影を通じて「ここで結婚式を挙げたい」という気持ちや「ホテルの品格を写真で伝えたい」という思いを込めています。アンズフォトのミッションである「人・モノ・空間の魅力を輝かす」は、こうした丁寧な光との対話から生まれます。クライアントの皆さまには、ただ美しい一枚ではなく、人生の大切な一日を形に残すご提案として。
アンズフォトは、これからも企画力・現場力・表現力で寄り添い続けます。撮影事例をまとめたnoteはこちらです。
The Okura Tokyo 様のゼクシィサイトにも撮影した事例が多く掲載されてます。